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2016/07/21〜24 FUJI ROCK FESTIVAL '16

ライブ 大森靖子

ふと思い立ってブログを始めることにした。一番の理由は、ここ最近シンガーソングライターである大森靖子さんの本格的なファンとなり、今年の夏に大森さんが出演する音楽フェスや秋のワンマンツアーに通う予定なので、一人のファンからの視点として記録を残しておきたいと思ったためである。詳しい理由は色々あるが、ここでは割愛する。大森さん以外のことも書くので、適宜読み飛ばしてもらえればと思う。

FUJI ROCK FESTIVAL '16

音楽に疎い人でも名前だけは知っていたりする、日本を代表する音楽フェスの一つ。今年で20周年を迎える。僕は元々洋楽も好きで、今回が2年振り8回目の参加となる。3日間の開催で、今年は7月22日(金)〜24日(日)。開催前日には前夜祭もある。僕はある年からフジロックに行く時は前夜祭から参加するようにしており、今年も前夜祭から参加することにした。

7月21日(木)前夜祭

前回の2年前は車で行ったが、今年は新幹線で行くことにした。午前11時過ぎに自宅を出発し、11時46分上野発の上越新幹線に乗って13時ちょうどに越後湯沢駅に到着。東京からだと意外と近い。越後湯沢駅からフジロックの会場である苗場スキー場まではシャトルバスに乗って行く。2年前までは無料だったが、去年から有料になったらしい。

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開催前日のこの時間だからかほぼ並ばずに乗車でき、30分ほどバスに揺られて会場である苗場スキー場に到着。自宅からおよそ3時間でこの非日常的な空間に来れるので、下手に海外旅行に行くよりいいと思ってしまう。バスを降りて少し歩いた所にリストバンド交換所があり、そこで3日通し券とキャンプサイト券をリストバンドと交換。

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リストバンドを交換したらキャンプサイトへ。良さげな場所を探してテントを設営する。しばらく荷解きなどをしつつゆっくりしてから、16時頃にグッズ売場や飲食店が並ぶエリアに移動し、そこで先に着いていた友人と合流。久しぶりの再会で積もる話をしながら18時販売開始のグッズ売場の列に並び、早々にお土産の購入を済ませる。ちなみに、前夜祭の日はアーティストグッズの販売はなく、オフィシャルグッズのみの販売。

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19時過ぎに前夜祭へ向かう。この入場ゲートを見るとフジロックに来た実感が湧いてくる。

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前夜祭はフジロックの会場で最大の飲食店エリアであるOASIS(オアシス)で行われる。着いた頃には既に大勢の人で溢れていた。

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前夜祭は盆踊り大会、豪華商品が当たる大抽選会、花火、早食い大会などの催しがあったり、オアシスに隣接するRED MARQUEE(レッドマーキー)という約5千人収容の大型テントのステージでライブが行われたりする。前夜祭のライブのタイムテーブルは直前に公開され、今年は海外のバンドやDJに混ざってNON STOP PUNKという、奥田民生浅井健一甲本ヒロトという豪華な顔ぶれが往年のパンクの名曲をカバーするというサプライズ企画があった。特に甲本ヒロトは少し着込まないと寒いくらいの時間帯に半袖Tシャツ姿で登場し、超絶格好良いパフォーマンスをしていた。最後は3人でラモーンズのBlitzkrieg Bopを共演し、前夜祭を締めくくった。ライブが終わった頃には23時を過ぎており、翌日に備えるためテントに戻る。

7月22日(金)1日目

5時前に起床。

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フジロックでの朝の日課である苗場温泉へ。無料で使えるシャワーもあるが、個人的にはキレイで露天風呂もある苗場温泉に早起きして行くのがおすすめ。

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温泉に入った後、7時前にグッズ売場に移動して8時の販売開始に備えて並ぶ。これまでの経験から、温泉やグッズだけでなくトイレや飲食店など全てにおいて早め早めに行動しておくと、余計な待ち時間の発生を回避できて効率的に時間を使えるのでそうしている。お目当てのアーティストのTシャツを買い、朝食も済ませていよいよフジロックのライブ会場へ向かう。

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BOREDOMS

フジロック最大のステージである約4万人収容のGREEN STAGE(グリーンステージ)のトップバッター。鉄の棒を引っ掻いて音を出したり、上向きに置いたスピーカーにフォークや灰皿などを入れて振動で音を鳴らしたりと、唯一無二の音世界を作り上げていた。20周年の幕開けにBOREDOMSを持ってくる辺り、さすがはフジロックである。

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奇妙礼太郎

フジロックではレッドマーキーと同じくらいの中規模なステージであるFIELD OF HEAVEN(フィールドオブヘブン)へ移動し、去年の夏の魔物での天才バンド以来の奇妙礼太郎フジロックというシチュエーションもあり、憂いのある声が忌野清志郎を彷彿とさせた。

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Suchmos

グリーンステージに次いで大きい約1万5千人収容のWHITE STAGE(ホワイトステージ)へ移動してSuchmosを見る。山の中なのに海辺で聴いているかのような涼しげな音。4月に行ったアラバキでは少ししか見れていなかったので通して見れてよかった。

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UA

フィールドオブヘブンへ戻ってUAを見る。衣装が鮮やかな紅白ストライプのワンピースで、生命力溢れる歌声が素晴らしかった。歌と打って変わってMCがお茶目なのが可愛らしかった。

 

illion

RADWIMPS野田洋次郎のソロプロジェクト。1stアルバムは2013年にリリースされており、海外では既にライブも行っていたが、日本ではこのフジロックのホワイトステージが記念すべき初ライブ。野田洋次郎は黒い無地のTシャツに幾何学模様のスカートというエスニックな衣装で登場。バックバンドはギター、ベース、ドラム、キーボード、コントラバス&シンセ(多分)の5人で、全員深緑色(手術着でよく見るあの色に近い)の衣装で統一されていた。アジアンカンフージェネレーション後藤正文のソロプロジェクトであるGotchもバンドメンバーの衣装を統一していたので、バンドの人がソロプロジェクトをやるとそうしたくなるのかもしれない。個人的に1stアルバムはビジュアル(画像参照)も含めて非常に好きだったので期待していたのだが、期待通りの良いライブだった。多分3曲くらい新曲を披露していたと思う。その中でもクラムボン原田郁子さんがゲストで登場して野田洋次郎と一緒に歌っていた新曲は、日が沈みかけてきた時間帯に相応しい穏やかで良い曲だった。恐らく同時間帯のグリーンステージとレッドマーキーの邦楽アーティストに観客が分散したのか、そこまで人は多くなかったが、これからの活動も楽しみだし、illionはもっと知られていいアーティストだと思う。

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このライブ映像の残り1分に音楽のマジックを感じる。

youtu.be

 

JAMES BLAKE

2012年にホワイトステージで見たときよりダンサブルになっていた気がする。個人的にはじっと立ったまま空気が震える程の音圧を浴びる感じも好きだったけど、今の方がライブ向きなのかもしれない。

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SIGUR ROS

グリーンステージに設置された舞台装置とそれを取り巻く映像が巨大な芸術作品のようで、会場からも時折「おぉ…!」と感嘆の声が漏れていた。自分がよく聴いていた昔の曲をたくさん演ってくれたので良かった。

 

DISCLOSURE

2014年にホワイトステージで見て以来、再び同じステージでのDISCLOSURE。23時を過ぎる時間帯にも関わらずホワイトステージはパンパンだった。最後のLatchで盛り上がりは最高潮に達していた。

 

以上で1日目は終了。1日目は見たいアーティストが集中していて、既にチケット代の元は取った感じだった。

 

7月23日(土)2日目

6時台に起床し、朝一の日課の温泉と朝食を済ませる。この日は見たいアーティストもあまりいなかったので、結局お昼過ぎまでテントでゆっくりしてから大森靖子さんを見にレッドマーキーへ移動。

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大森靖子

一つ前のアーティストが終わったタイミングで前の方へ行き、ステージに向かってやや右側の2列目で待機。続々と機材が運び込まれ、ステージ後方のモニターに「大森靖子」の文字が映し出されると、待機しているファンから「おーっ」と歓声が上がる。自分もいよいよフジロックレッドマーキーに大森さんが立つのか…と感慨を覚えずにはいられなかった。

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モニターには十字架の上に羽の生えたハートが乗っかったようなマークも映し出されていた。

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しばらくして大森さんが登場。夏フェスグッズのフード付きタオルを被っていた。写真タイムがあったり観客に声を掛けたりして和やかな雰囲気。

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そしてバンドメンバーも続々とステージに姿を現し、楽器の調整を始める。上手側のギターはカーネーション直枝政広さんではなく、壊れかけのテープレコーダーズの小森清貴さん。それ以外はいつもの畠山ケンジさん(下手側Gt)、奥野真哉さん(Key)、tatsuさん(Ba)、ピエール中野さん(Dr)という顔ぶれ。大森さんもギターの調整に入り、この辺りから徐々に集中力を増していくのが分かった。

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ドラムの方を向いている時の背中からは殺気すら感じた。相当気合いが入っていたのは間違いないと思う。

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そうこうしているうちに急にバンドが演奏を開始。イントロをしばらく聴いて、BUMP OF CHICKEN天体観測だと分かる。このカバーの完成度が実に高く、バンドの演奏はちゃんと練習されたものだったし、大森さんも本意気で歌っていて、さながらライブ本編のクライマックスのような迫力で観客も大盛り上がりだった。フル尺を歌い切り、「リハーサルぅおっけぇぇでぇす!」とテンションMAXでリハーサルが終了し、一旦捌ける。

ちなみに、ライブ後に大森さんやピエール中野さんが言及していた巨大な蜂は、ステージとフロアの間や観客の頭上も飛び回っていて、自分も含めて前の方で待機していた観客は逃げることもできないのでただひたすらじっと耐えていた。あの蜂を前にしてもそれを感じさせずにライブをやりきった大森さんとピエール中野さんのプロ根性はさすがだと思う。

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間もなくして出てきた大森さんは手にとてつもなく大きな白い旗を持っていた。先端に銀色の槍が付いていて、実際に見るとかなり大きい。ドラムセットの近くに旗を立てる台が置いてあったので、2014年の夏の魔物でのコカコーラの旗のように直前に思いついた演出ではなさそう。また、タオルを取った大森さんの髪にはキラキラしたシールのようなものがたくさん付いていた。そしてライブが開始。セットリストは以下のとおり。

 

(アカペラ)

さようなら

(ギター弾き語り)

PINK

(バンド)

マジックミラー

ピンクメトセラ

ミッドナイト清純異性交遊

新宿

絶対彼女

少女3号

TOKYO BLACK HOLE

音楽を捨てよ、そして音楽へ

 

大森さんのライブで一曲目がアカペラなのは珍しいことではないが、こういったフェスでアカペラから始めるのは戦略的で良いと思う。大音量の演奏に慣れた耳に声だけが入ってくるのは新鮮な感覚で、一気に大森さんのライブの世界に引き込まれる。初めて見た人にとっては、大森さんの表情豊かな歌声や歌詞のユニークさにも気付けると思う。

二曲目は早くもダメ押しのようにPINK。いつも通り感情剥き出しで凄かったが、何となくこの日は余裕を持って歌っているように見えた。曲の後半でバンドメンバーがステージに登場し、ここからはバンド演奏でマジックミラー、8月リリースの新曲ピンクメトセラと続く。いざフェスで色々なバンドと聴き比べてみると、いかに今の大森さんのバンドには演奏の上手い人達が揃っているかが素人目にも分かる。

ミッドナイト清純異性交遊で観客が一気に前に押し寄せ、フェスらしい盛り上がりをしたところでMC。大森さんが「フジロック〜!音を出しに来たよ!」と呼び掛けると、最前列の観客が「待ってたよ!」と叫び、大森さんがそれに応えて「待ってたの?待ってた人〜?」と観客に手を挙げさせる。

そしてそのまま新宿を「ベック~レッチリシガーロス」と歌い出しをフジロック仕様に替えて歌い始める。曲の後半の畠山さんのギターと大森さんの絡みをTwitterでS◯Xみたいと書いている人がいたが、確かにそんな感じだった。

絶対彼女では最早定番となっているおっさんコール。この日は歓声にしてもこのコールにしても男性の声が目立っていた気がする。おっさんコールでは大森さんの「おっさん!」に対して「おっさん!」ではなく「イェーイ!」と応えている人が相当数いて、恐らく大森さんのライブを初めて見た人などだと思うが、お決まりとか関係なく自由に盛り上がっている雰囲気が何だか良かった。

少女3号は歌い始めた時に「おぉー!」と歓声が上がっていたので、もしかすると5月の森、道、市場のライブ映像を見て興味を持った人が結構いたのかもしれない。確かにこのライブ映像は最新の大森靖子バンドの良さが一番分かる動画だと思う。

youtu.be

ラスト前曲のTOKYO BLACK HOLEは自分が大森さんに本格的にハマるきっかけになった曲ということもあり、イントロが鳴った瞬間で既に感無量だった。いつかグリーンステージでこの曲を聴きたい…と思いながら聴いていたが、この辺りから曲に没頭し過ぎて記憶が曖昧になっている。

ラストの音楽を捨てよ、そして音楽へでは、大森さんがカメラマンの二宮ユーキさんに指示してマイクを観客に渡して叫ばせていたのと白い旗を掲げていたのは覚えている。

twitter.com

大森さんのフジロックでのライブを見て思ったのは、大森さんは今改めてライブをライブたらしめようとしているということである。ここ最近、特に海外のフェスなどはライブ映像を無料で配信することが増えていて、家にいながらにしてあらゆるフェスのあらゆるアーティストのパフォーマンスを見ることができる。ところが、それが当たり前になってしまったがために、今回フジロックで見た中には正直何組か「映像で見るのと変わらないな…」と思ってしまったアーティストもいた。アーティストにとっては以前より生で見ても(見てこそ)良いライブをすることが必要になっているのではと思う。その点大森さんは、魔法が使えないならという曲の「@YOUTUBEさんからあの娘の端っこ かじって知ったかぶりさ YEAH」という歌詞にあるように、ライブに重きを置いてライブを主戦場としてきた人である。そして今回のライブでも大森さんは命を倍速で燃やすかの如く激しく動き回りながら、時に笑い、時に号泣するように歌っていて、見ているこちらの感情を揺さぶりまくった。特に今回のライブは大森さん自身の感情のボルテージがいつも以上に高いように感じ、ライブ中はほぼずっと大森さんに目が釘付けになっていた。さらに今はそれに演奏巧者が揃ったバンドによるサウンドが加わって、幅広い音楽ファンにとって分かりやすく楽しめるライブになっていると思う。今こそ大森さんは映像ではなく生でライブを体験するべきアーティストである。そして今後も大森さんはどこまでライブを「生きてるって実感できちゃうような」レベルに昇華させていくのか、まずはこの夏のフェスと秋のワンマンツアーを通してどれだけの進化を見せるのか、楽しみにしたい。

ライブ終了後、関西から来た大森さんファンの方としばし談笑。そのファンの方はこの日の昼間に到着し、翌日の昼間には帰るということで、実質1日の滞在のために片道何時間もかけて遠征して来ていた。ところが、そのファンの方には恐らく一生の思い出になるであろう思わぬサプライズがあり、わざわざ遠くから来た甲斐があったようで良かったと思う。

また、これは後日談だが、大森さんがフジロックに出演した3日後にあった実験室というファンクラブイベントで、最後のチェキを撮る時間に「フジロック行きました!」と言ったら、当日大森さんから見て自分のいた方向を指差しながら「見たよ~あそこにいたでしょ」と返されて、あれだけのライブをしながらどこにそんな余裕があるんだろう…と末恐ろしくなった。

 

WILCO

前回は2011年のフジロックに出演していたが、その年は仕事のため行けていなかったので、ようやく見ることができた。ただ、直前に見た大森さんのライブの衝撃が大きすぎたためか、やや物足りなく感じてしまった(会場全体はとても盛り上がっていた)。

 

EGO-WRAPPIN’

中納良恵さんは大好きな女性歌手の一人。MCで「お酒が美味しいでしょ?」と言っていたが、夕暮れの時間帯に中納さんの歌声を聴きながら飲むお酒は本当に美味しかった。最後に急遽一曲追加で披露したアコースティックのサニーサイドメロディーはまさに珠玉の時間だった。

 

BECK

日本でそこまで知名度なさそうだしもしかして大スベりしちゃうのかな…と心配していたが杞憂だった。一曲目にデビルズヘアカット、三曲目にルーザーを持ってきて、グリーンステージの数万人の観客を大合唱させていた。見た目が昔のままで全く変わっていないことに驚いた。途中知らない曲が多かったが、ヘッドライナーらしい貫禄のステージだった。

 

以上で2日目は終了。数は少なかったものの、大森靖子さんを見たことでエネルギー消費量は1日目と変わらない気がした。

 

7月24日(日)3日目

最終日は5時台に起床し、温泉と朝食を済ませ、帰りの下準備をしてからフィールドオブヘブンへ移動。

 

fox capture plan

恥ずかしながらこのバンドを知ったのはつい最近で、きっかけはディズニーのコンピレーションアルバムでの大森靖子さんとのコラボレーションだった。

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fox capture planと大森靖子さんのコラボ曲は3分過ぎ辺りから。調べてみるとジャズのインストゥルメンタルバンドで、ちょうどフジロックに出演するということでいい機会なので見ることにした。

そんなライブは期待以上に楽しく、ピアノ、ベース、ドラムというシンプルな編成から紡ぎ出される爽やかな音楽は、快晴の空の下でお酒を飲みながら体を揺らして聴くのにピッタリだった。盛り上げるところはきちんと盛り上げていて、文句の付けようがない良いライブだった。

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最終日のこの日も日差しがかなり強く、ステージから離れた日陰で遠目にdCprGはちみつぱいを見た後、ホワイトステージへ移動。

 

ROBERT GLASPER EXPERIMENT

2014年のサマソニに見たときはあまりピンと来なかったが、今回はとても格好良いと思った。原形がほとんど残っていないくらいアレンジされたレディオヘッドのEverything In Its Right PlaceやニルヴァーナSmells Like Teen Spiritのカバーも演っていた。今年はトータルだとホワイトステージが一番数多く良いライブを見た印象がある。

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BABYMETAL

前回2014年のサマソニで見た以降すっかり世界的なアーティストに上り詰めてしまった感じだったので、ホワイトステージは役不足ではと思ったが、案の定早々に入場規制となったようだった。ウォールオブデスやサークルモッシュも起きるほど盛り上がっていて、とても楽しかった。

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RED HOT CHILI PEPPERS

グリーンステージがパンパンに埋まる中での大トリ。周りは皆ヤバイを連呼してとても盛り上がっていたが、個人的には今一つだった。後々Twitterで音響があまり良くなかったという意見を見かけたので、それが原因だったのかもしれない。また機会があればリベンジしたいと思う。

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VIDEOTAPEMUSIC×cero

レッドマーキーに移動して今回のフジロックの締めとして見たこのライブが予想を遥かに上回る素晴らしさだった。特にceroのYellow MagusとSummer Soulはこれまでの疲れを忘れて飛び跳ねてしまうくらい楽しかった。フジロックはいつも最後の最後にこういう奇跡的な瞬間があったりするので、また来ようと思える。

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最後はBOREDOMSのEYヨさんのアヴァンギャルドなノイズのDJを聴いて、今年のフジロックは終了。

 

大森さんのライブでギターを弾いていた小森さんが「近年まれにみる快晴だけど、近年まれにみる夜寒い」とツイートしていたが、今年のフジロックの天候はまさにこのとおりだった。僕が参加した中では過去1回だけ一度も雨が降らなかったことがあったが、それだけ3日間まとまった雨が降らなかったのは珍しい。

 

フジロックには今回触れなかったご飯や自然など、他にも楽しみは言い尽くせないほどある。今年見たのは大・中規模のステージだけで、一度もライブを見なかった小規模なステージが他にいくつもあるし、100人いれば100通りの楽しみ方ができるのがフジロックだと思う。ただ、甘い想定で行くと痛い目を見ることもあるので、興味がある方は経験者にアドバイスをもらうか、経験者と一緒に行くことをおすすめする。