2016/08/07 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016

前回のフジロックに続き、大森靖子さん目当てでロックインジャパンフェスティバルに行って来たのでそのレポートを書こうと思う。

nagai0128.hatenadiary.jp

前回同様、大森靖子さん以外のこともついでに書いているので、適宜読み飛ばしてほしい。

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016

ロックインジャパンフェスティバル(以下、ロッキン)は、もはや音楽ファンにとっては説明不要の豪華邦楽アーティストが多数出演する、日本最大級の野外音楽フェス。会場は茨城県ひたちなか市国営ひたち海浜公園。2013年までは3日間の開催だったが、2014年以降は2週に渡り4日間での開催となっている。今年は8月6日(土)、7日(日)、13日(土)、14日(日)での開催。ただ、主に洋楽のファンだった僕はフジロックサマソニには10年近く通っている一方で、ロッキンには一度も参加したことがなかった。今回、大森靖子さんが2日目に当たる8月7日(日)に出演するということで、初めてロッキンに参加することにした。

会場へのシャトルバスが発着している勝田駅へは、電車だと特急「ひたち」で行くのが一番早く、1時間半ほどで行くことができるが、普通列車で行くと2時間半近くかかるが運賃が半分程度で済むことが分かり、早い時間帯にはそれほど見たいアーティストがいなかったので、今回は特急を使わずに行くことにした。8時半頃に自宅を出発し、11時過ぎに勝田駅に到着。

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改札を出た所にあるコンビニはロッキン参加者を意識した品揃えになっていて、ここで必要最低限の飲食物だけ調達。ちなみにロッキンの会場はビン・カン類の持ち込みが禁止だったので注意が必要。

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お土産や地酒、納豆なども売っていて、コンビニとは思えない品揃えだった。

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シャトルバス乗り場へ向かうと当日券販売はないとの立て看板。前売券は数日前に売り切れが発表されていた。

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駅前のロータリーをぐるっと回った所にシャトルバスの乗車券売り場がある。

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大人1人往復770円の乗車券を購入し、またしばらく歩いてバス乗り場へ向かう。

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この時間は既にピークを過ぎているのか、ほぼ並ばずに乗車でき、約20分で会場である国営ひたち海浜公園に到着。自宅からの所要時間は約3時間で、フジロックと同じくらいだった。

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タイムテーブルによれば、9時前からDJが始まり、10時半や11時には各ステージの一組目のアクトが始まるので、最初から見たい場合はもう少し早く自宅を出発し、なおかつ上野からの特急で行けばよさそう。以下はこの日のタイムテーブル。

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13時25分からのZAZEN BOYSまで特に見たいアーティストがいなかったので、しばらくの間、初めてのロッキン会場をぶらぶらと歩いて回った。バスの車内でも会場内でもそうだったが、この日のトリであるBUMP OF CHICKENのTシャツやタオルなどのグッズを身に付けている人を多く見かけた。

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この日は雲がほとんどないピーカンの天気だったが、海が近いせいか常に風が吹いていて気持ち良く、夏フェスを開催するには最適なロケーションだと思った。通りがかったGRASS STAGEではゲスの極み乙女。がライブをしていて、後ろの方まで人がぎっちり入っていた。

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会場を一通り回ったところで、この日の一組目のお目当てであるZAZEN BOYSを見にSOUND OF FORESTへ。

 

ZAZEN BOYS

SOUND OF FORESTは名前のとおり森を通り抜けた先にあり、ステージ自体はそれほど大きくない。フジロックでいうとフィールドオブヘブンのような雰囲気。しばらくしてメンバーがサウンドチェックに登場。すると向井秀徳NUMBER GIRLの"ZEGEN VS UNDERCOVER"を歌い始め、一気にテンションが上がる。続いて"Honnoji"をひとしきり歌ったところで、サウンドチェック終了。

ライブ本編はHIMITSU GIRL'S TOP SECRET、泥沼、ポテトサラダ(泥沼とポテトサラダをミックスして一つの曲のようになっていた)、NUMBER GIRLのdelayed brain、WHISKEY & UNUBOREといったセットリストで、一週間前にap bank fesで見た時とはまた一味違っていてとても良いライブだった。

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大森靖子

ZAZEN BOYS終わりで大森靖子さんが出演するBUZZ STAGEへ移動。BUZZ STAGEは会場の一番奥まったところにある、フジロックでいうとレッドマーキーのようなテントステージ。レッドマーキーと比べると縦幅が短いが、テントの外からもステージが良く見えるので、実際にライブを観ることのできる人数はかなり多そうだった。

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前のアクトが終わってステージの方に行くとまだ最前が空いており、ほぼ中央の柵前に行くことができた。フジロックの時と比べるとステージとフロアの距離が近く、間近で転換の様子を見ることができた。この日ステージに最初に登場したのはナナちゃん。

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そして畠山ケンジさん(Gt)、tatsuさん(Ba)、奥野真哉さん(Key)が登場し、サウンドチェックを開始。そして大森さんが一瞬現れ、マイクに向かって「エヴィバーディィィィーー!!!」と叫んで観客を煽り、すぐに捌ける。この後に見たDJピエール中野さんがヤバイTシャツ屋さんの"あつまれ!パーティービーポー"をかけているのを聴いて、もしかするとこの曲のエヴィバーディだったのかもしれないと思ったが、真相は不明。続いてピエール中野さん(Dr)、小森清貴さん(Gt)も登場し、サウンドチェックを始める。バンドメンバーはフジロックと同じ編成。

しばらくして大森さんが再び登場し、フジロックの時にもあった写真撮影タイムが開始。ステージの端まで来て色々なポーズをとっていた。

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この後、こちらがカメラを構えているのを見つけると、ナナちゃんを前に差し出すポーズをしてくれた。

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写真撮影タイムが終わって少しした後、ギターを持った大森さんが「もう何でもいい感じですか?」とスタッフに確認し、「TOKYO BLACK HOLE」とポツリと言って"TOKYO BLACK HOLE"の演奏を開始。大森さんのスイッチが一気にライブモードに切り替わる。

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"TOKYO BLACK HOLE"が終わると、また少しの間サウンド調整をする。大森さんがギターを置き、マイクを片手に持つと再びバンドが演奏を開始。フジロックのリハーサルでも披露していたBUMP OF CHICKENの"天体観測"のカバーである。大森さんの声はもはや歌というより咆哮に近く、ステージの前まで出てきて観客を煽るように熱唱し、歌い終えると観客からは大歓声が起こった。

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これでリハーサルが終了し、メンバー全員が一旦捌ける。

そしてライブ本編がスタートし、まずは大森さんが一人で登場。手にはフジロックで掲げていた巨大な白い旗を持っていて、観客から歓声が沸き起こる。この白い旗はしばらく大森さんのライブにおいて一つのモチーフとなるのかもしれない。旗を台に置いて、大森さんのギター弾き語りからライブ開始。セットリストは以下のとおり。

 

(弾き語り)

PINK

(バンド)

マジックミラー

ピンクメトセラ

ミッドナイト清純異性交遊

絶対彼女

音楽を捨てよ、そして音楽へ

 

この日の大森さんはフジロックの時よりバーサク状態というか、終始会場全体を眼光鋭く見渡していて攻撃的な印象だった。最近大森さんは「斃す」(たおす)という表現をよく使っているが、正に観客を、フェスそのものを斃しにかかっているような迫力だった。

"ピンクメトセラ"はバンド形態のライブだと今回で恐らく4回目(前の3回はピエールフェス、hideフェス、フジロック)だと思うが、段々ライブの流れに馴染んできたように感じた。今回改めて見てとてもライブ映えする格好良い曲だと思った。曲の終盤では大森さんが猫になりきって観客に向かって威嚇するフリをしていた。

"絶対彼女"では女の子もおっさんも声がよく出ていて、大森さんがとても嬉しそうだった。観客を指差して「最高!最高!」を連呼していた。

フジロックの時は終始大森さんに目が釘付けになっていたので、今回は他のバンドメンバーにも目を配るようにしていたのだが、最後の"音楽を捨てよ、そして音楽へ"では気が付いたらずっと大森さんだけを見ていた。それだけ今の大森さんの歌う姿には目を引き付けるものがある。最後バンドメンバーを紹介した後に「音楽、お客さん!!!」と言ってマイクスタンドをステージ前ギリギリに持ってきて、マイクを観客の方へ伸ばしてフロアの声を拾うように左右に振り、それに観客が大歓声を送ってライブ終了。

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この日は持ち時間が30分で、50分だったフジロックと比べるとリハーサルの"TOKYO BLACK HOLE"を含めても3曲(さようなら、新宿、少女3号)少なく、曲間のMCも無かった。しかし、その分ドラクエでいう「ガンガンいこうぜ」のような感じで、一曲一曲に攻めのエネルギーを凝縮してぶつけてくるようなライブだった。持ち時間が短いからといって単に曲数を減らしたライブをするのではなく、それに合わせて毎分毎秒の熱量を高めたパフォーマンスをしようとしていて、大森さんが以前MUSIC JAPANで「1個の仕事も1回もチャンスを逃してはいけないということを感じている」と言っていたのを思い出し、今でもそれは変わっていないのだと思った。
 
大森さんのライブの余韻に浸りながら、Charaさんを見るために再びSOUND OF FORESTへ移動。向かう途中に過去に開催されたロッキンの出演者のサインが入ったフラッグが並べて展示してあり、2013年のフラッグには当時好きだったアイドルグループのBiSのサインを見つけた(この時のロッキンには行っていない)。2014年に解散していたが、今年再始動することを発表しており、今後の展開をとても楽しみにしている。

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Chara

Charaさんは金髪のハーフツインテールという髪型に淡い紫のスパンコールのミニドレスという衣装で登場。そして片手には小さなミラーボールをぶらさげていて、その佇まいだけで心を奪われてしまうような存在感だった。7人編成のバンドをバックに、やさしい気持ち、ミルク、Junior Sweet、YEN TOWN BANDのSwallowtail Butterfly ~あいのうた~といった超名曲揃いのセットリストを披露。Charaさんの暑さを忘れさせてくれるような透明感のある歌声に完全に心を掴まれ、終始泣きそうなくらい幸せを感じたライブだった。秋にはツアーを予定しているとのことで、ぜひまたじっくりライブを見てみたいと思った。

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DJピエール中野

Charaさん終わりでDJピエール中野さんを見に再びBUZZ STAGEへ来ると、テントの外まであふれるくらいお客さんがいて既に大盛り上がりだった。

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自分が到着した時にはRADWIMPSのおしゃかさまがかかっていて、それからELLEGARDENのジターバグ、ベビメタのメギツネ、ホルモンの爪爪爪、AKBのヘビーローテーション、ハイスタのSTAY GOLD、ヤバイTシャツ屋さんのパリピの曲(多分)と続き、みんな子供のように大はしゃぎして盛り上がっていてとても楽しかった。

ここで一旦曲が止まり、ピエール中野さんが以前ロッキンに出演した時の裏が椎名林檎さんだった(後で調べたところ2015年8月1日(土))というMCをした後、サプライズで大森靖子さんを呼び込む。大森さんは先ほどのライブの時とは違う衣装(私服かもしれない)に着替えていて、披露したのがこれまたサプライズで椎名林檎さんの"丸の内サディスティック"だった。

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本家さながらステージを右に左に行ったり来たりして、観客と一緒に左右に手を振る仕草をしながら歌っていた。

www.youtube.com

終了後にピエール中野さんがツイートしていたが、これはピエール中野さんが大森さんに頼んで実現したものだったようだ。

大森さんの「魔法が使えないなら死にたい」というアルバムのジャケットが椎名林檎さんの「勝訴ストリップ」のパクリだと言われて炎上した件などは、僕もまだ大森さんを知る前の出来事なので詳しいことは知らないが、今回大森さんが椎名林檎さんの曲を歌ったことが大森さんや関係者にとって何か前向きな意味があったのなら良かったと思う。

後から見返すと大森さんのライブ終了後のツイートがサプライズ登場のフラグになっていたことに気付く。

大森さんのカバーの後、ラストは関ジャニ∞のズッコケ男道で終了。

野外の開放的な雰囲気もあり純粋に盛り上がれたという意味ではこの日一番楽しかった。

また、この日の翌日にアップされた大森さんの公式ブログで大森さんが自分の写真を使ってくれていて、とても嬉しかった。

lineblog.me

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BUMP OF CHICKEN

DJピエール中野さんが終わってすぐに、この日のトリであるBUMP OF CHICKENを見るためにGRASS STAGEへ移動。自分にとっては正に世代のバンドで、音源は死ぬほど繰り返し聴いていたものの、ライブは2012年のGOLD GLIDER TOURで会場は確か幕張メッセで見たのが最初で最後だと思う。今回バンプのライブが見れることに直前まであまり実感が湧いていなかったが、いざロッキン最大のステージであるGRASS STAGEを目の前にすると、にわかに期待が高まってきた。

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日がほとんど沈んだ頃に入場のSE(The WhoのA Quick One, While He's Away)が流れ、観客の拍手に迎えられてメンバー4人が登場。ステージ横のスクリーンでメンバーの顔を見ると、さすがに昔と比べると少し年を取った印象だったが、雰囲気はほとんど変わらない気がした。

最近の曲はあまり追えていなかったので、セットリストは半分以上が聴いたことはあるが曲名がピンと来ないといった感じだったが、どれも素晴らしい歌と演奏だった。中盤の"車輪の唄"はバンプの中でも大好きな曲の一つで、まさかこの日のライブで聴けるとは夢にも思っていなかったので、言葉で言い表せないくらいの感動だった。ライブ中に藤原基央が「会いたかったぜひたちなか!」とか「今日は最高のライブを見に来たんだろ!?俺たちも混ぜてくれ!」といった煽りを入れていたのが痺れるくらい格好良かった。

あっという間に本編が終了し、アンコール待ちで観客による"supernova"のコーラスの大合唱が起こる。そしてTシャツ姿で再び現れた4人が演奏したのが"天体観測"で、最高のクライマックスとしか言いようがなかった。最後に藤原基央が「音楽というものに拍手をお願いします!」と言っていて、会場全体が拍手に包まれ、ライブ終了に合わせて花火が上がるのを見て、初めてのロッキンが終了した。

 

昨年末に初めてCOUNTDOWN JAPANに行った時にも感じたが、ロッキング・オン・ジャパンが企画制作するフェスは他のフェスと比べて実に細かい所まで配慮が行き届いた運営がされていて、終始快適に過ごすことができた。客層も僕が見た限りでは嫌な感じのいわゆる「ロキノン厨」はいなかったし、健全にライブを楽しんでいる人がほとんどだったように感じた。来年以降も機会があればぜひまた来てみたいと思った。

2016/07/21〜24 FUJI ROCK FESTIVAL '16

ふと思い立ってブログを始めることにした。一番の理由は、ここ最近シンガーソングライターである大森靖子さんの本格的なファンとなり、今年の夏に大森さんが出演する音楽フェスや秋のワンマンツアーに通う予定なので、一人のファンからの視点として記録を残しておきたいと思ったためである。詳しい理由は色々あるが、ここでは割愛する。大森さん以外のことも書くので、適宜読み飛ばしてもらえればと思う。

FUJI ROCK FESTIVAL '16

音楽に疎い人でも名前だけは知っていたりする、日本を代表する音楽フェスの一つ。今年で20周年を迎える。僕は元々洋楽も好きで、今回が2年振り8回目の参加となる。3日間の開催で、今年は7月22日(金)〜24日(日)。開催前日には前夜祭もある。僕はある年からフジロックに行く時は前夜祭から参加するようにしており、今年も前夜祭から参加することにした。

7月21日(木)前夜祭

前回の2年前は車で行ったが、今年は新幹線で行くことにした。午前11時過ぎに自宅を出発し、11時46分上野発の上越新幹線に乗って13時ちょうどに越後湯沢駅に到着。東京からだと意外と近い。越後湯沢駅からフジロックの会場である苗場スキー場まではシャトルバスに乗って行く。2年前までは無料だったが、去年から有料になったらしい。

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開催前日のこの時間だからかほぼ並ばずに乗車でき、30分ほどバスに揺られて会場である苗場スキー場に到着。自宅からおよそ3時間でこの非日常的な空間に来れるので、下手に海外旅行に行くよりいいと思ってしまう。バスを降りて少し歩いた所にリストバンド交換所があり、そこで3日通し券とキャンプサイト券をリストバンドと交換。

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リストバンドを交換したらキャンプサイトへ。良さげな場所を探してテントを設営する。しばらく荷解きなどをしつつゆっくりしてから、16時頃にグッズ売場や飲食店が並ぶエリアに移動し、そこで先に着いていた友人と合流。久しぶりの再会で積もる話をしながら18時販売開始のグッズ売場の列に並び、早々にお土産の購入を済ませる。ちなみに、前夜祭の日はアーティストグッズの販売はなく、オフィシャルグッズのみの販売。

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19時過ぎに前夜祭へ向かう。この入場ゲートを見るとフジロックに来た実感が湧いてくる。

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前夜祭はフジロックの会場で最大の飲食店エリアであるOASIS(オアシス)で行われる。着いた頃には既に大勢の人で溢れていた。

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前夜祭は盆踊り大会、豪華商品が当たる大抽選会、花火、早食い大会などの催しがあったり、オアシスに隣接するRED MARQUEE(レッドマーキー)という約5千人収容の大型テントのステージでライブが行われたりする。前夜祭のライブのタイムテーブルは直前に公開され、今年は海外のバンドやDJに混ざってNON STOP PUNKという、奥田民生浅井健一甲本ヒロトという豪華な顔ぶれが往年のパンクの名曲をカバーするというサプライズ企画があった。特に甲本ヒロトは少し着込まないと寒いくらいの時間帯に半袖Tシャツ姿で登場し、超絶格好良いパフォーマンスをしていた。最後は3人でラモーンズのBlitzkrieg Bopを共演し、前夜祭を締めくくった。ライブが終わった頃には23時を過ぎており、翌日に備えるためテントに戻る。

7月22日(金)1日目

5時前に起床。

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フジロックでの朝の日課である苗場温泉へ。無料で使えるシャワーもあるが、個人的にはキレイで露天風呂もある苗場温泉に早起きして行くのがおすすめ。

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温泉に入った後、7時前にグッズ売場に移動して8時の販売開始に備えて並ぶ。これまでの経験から、温泉やグッズだけでなくトイレや飲食店など全てにおいて早め早めに行動しておくと、余計な待ち時間の発生を回避できて効率的に時間を使えるのでそうしている。お目当てのアーティストのTシャツを買い、朝食も済ませていよいよフジロックのライブ会場へ向かう。

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BOREDOMS

フジロック最大のステージである約4万人収容のGREEN STAGE(グリーンステージ)のトップバッター。鉄の棒を引っ掻いて音を出したり、上向きに置いたスピーカーにフォークや灰皿などを入れて振動で音を鳴らしたりと、唯一無二の音世界を作り上げていた。20周年の幕開けにBOREDOMSを持ってくる辺り、さすがはフジロックである。

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奇妙礼太郎

フジロックではレッドマーキーと同じくらいの中規模なステージであるFIELD OF HEAVEN(フィールドオブヘブン)へ移動し、去年の夏の魔物での天才バンド以来の奇妙礼太郎フジロックというシチュエーションもあり、憂いのある声が忌野清志郎を彷彿とさせた。

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Suchmos

グリーンステージに次いで大きい約1万5千人収容のWHITE STAGE(ホワイトステージ)へ移動してSuchmosを見る。山の中なのに海辺で聴いているかのような涼しげな音。4月に行ったアラバキでは少ししか見れていなかったので通して見れてよかった。

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UA

フィールドオブヘブンへ戻ってUAを見る。衣装が鮮やかな紅白ストライプのワンピースで、生命力溢れる歌声が素晴らしかった。歌と打って変わってMCがお茶目なのが可愛らしかった。

 

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RADWIMPS野田洋次郎のソロプロジェクト。1stアルバムは2013年にリリースされており、海外では既にライブも行っていたが、日本ではこのフジロックのホワイトステージが記念すべき初ライブ。野田洋次郎は黒い無地のTシャツに幾何学模様のスカートというエスニックな衣装で登場。バックバンドはギター、ベース、ドラム、キーボード、コントラバス&シンセ(多分)の5人で、全員深緑色(手術着でよく見るあの色に近い)の衣装で統一されていた。アジアンカンフージェネレーション後藤正文のソロプロジェクトであるGotchもバンドメンバーの衣装を統一していたので、バンドの人がソロプロジェクトをやるとそうしたくなるのかもしれない。個人的に1stアルバムはビジュアル(画像参照)も含めて非常に好きだったので期待していたのだが、期待通りの良いライブだった。多分3曲くらい新曲を披露していたと思う。その中でもクラムボン原田郁子さんがゲストで登場して野田洋次郎と一緒に歌っていた新曲は、日が沈みかけてきた時間帯に相応しい穏やかで良い曲だった。恐らく同時間帯のグリーンステージとレッドマーキーの邦楽アーティストに観客が分散したのか、そこまで人は多くなかったが、これからの活動も楽しみだし、illionはもっと知られていいアーティストだと思う。

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このライブ映像の残り1分に音楽のマジックを感じる。

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JAMES BLAKE

2012年にホワイトステージで見たときよりダンサブルになっていた気がする。個人的にはじっと立ったまま空気が震える程の音圧を浴びる感じも好きだったけど、今の方がライブ向きなのかもしれない。

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SIGUR ROS

グリーンステージに設置された舞台装置とそれを取り巻く映像が巨大な芸術作品のようで、会場からも時折「おぉ…!」と感嘆の声が漏れていた。自分がよく聴いていた昔の曲をたくさん演ってくれたので良かった。

 

DISCLOSURE

2014年にホワイトステージで見て以来、再び同じステージでのDISCLOSURE。23時を過ぎる時間帯にも関わらずホワイトステージはパンパンだった。最後のLatchで盛り上がりは最高潮に達していた。

 

以上で1日目は終了。1日目は見たいアーティストが集中していて、既にチケット代の元は取った感じだった。

 

7月23日(土)2日目

6時台に起床し、朝一の日課の温泉と朝食を済ませる。この日は見たいアーティストもあまりいなかったので、結局お昼過ぎまでテントでゆっくりしてから大森靖子さんを見にレッドマーキーへ移動。

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大森靖子

一つ前のアーティストが終わったタイミングで前の方へ行き、ステージに向かってやや右側の2列目で待機。続々と機材が運び込まれ、ステージ後方のモニターに「大森靖子」の文字が映し出されると、待機しているファンから「おーっ」と歓声が上がる。自分もいよいよフジロックレッドマーキーに大森さんが立つのか…と感慨を覚えずにはいられなかった。

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モニターには十字架の上に羽の生えたハートが乗っかったようなマークも映し出されていた。

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しばらくして大森さんが登場。夏フェスグッズのフード付きタオルを被っていた。写真タイムがあったり観客に声を掛けたりして和やかな雰囲気。

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そしてバンドメンバーも続々とステージに姿を現し、楽器の調整を始める。上手側のギターはカーネーション直枝政広さんではなく、壊れかけのテープレコーダーズの小森清貴さん。それ以外はいつもの畠山ケンジさん(下手側Gt)、奥野真哉さん(Key)、tatsuさん(Ba)、ピエール中野さん(Dr)という顔ぶれ。大森さんもギターの調整に入り、この辺りから徐々に集中力を増していくのが分かった。

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ドラムの方を向いている時の背中からは殺気すら感じた。相当気合いが入っていたのは間違いないと思う。

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そうこうしているうちに急にバンドが演奏を開始。イントロをしばらく聴いて、BUMP OF CHICKEN天体観測だと分かる。このカバーの完成度が実に高く、バンドの演奏はちゃんと練習されたものだったし、大森さんも本意気で歌っていて、さながらライブ本編のクライマックスのような迫力で観客も大盛り上がりだった。フル尺を歌い切り、「リハーサルぅおっけぇぇでぇす!」とテンションMAXでリハーサルが終了し、一旦捌ける。

ちなみに、ライブ後に大森さんやピエール中野さんが言及していた巨大な蜂は、ステージとフロアの間や観客の頭上も飛び回っていて、自分も含めて前の方で待機していた観客は逃げることもできないのでただひたすらじっと耐えていた。あの蜂を前にしてもそれを感じさせずにライブをやりきった大森さんとピエール中野さんのプロ根性はさすがだと思う。

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間もなくして出てきた大森さんは手にとてつもなく大きな白い旗を持っていた。先端に銀色の槍が付いていて、実際に見るとかなり大きい。ドラムセットの近くに旗を立てる台が置いてあったので、2014年の夏の魔物でのコカコーラの旗のように直前に思いついた演出ではなさそう。また、タオルを取った大森さんの髪にはキラキラしたシールのようなものがたくさん付いていた。そしてライブが開始。セットリストは以下のとおり。

 

(アカペラ)

さようなら

(ギター弾き語り)

PINK

(バンド)

マジックミラー

ピンクメトセラ

ミッドナイト清純異性交遊

新宿

絶対彼女

少女3号

TOKYO BLACK HOLE

音楽を捨てよ、そして音楽へ

 

大森さんのライブで一曲目がアカペラなのは珍しいことではないが、こういったフェスでアカペラから始めるのは戦略的で良いと思う。大音量の演奏に慣れた耳に声だけが入ってくるのは新鮮な感覚で、一気に大森さんのライブの世界に引き込まれる。初めて見た人にとっては、大森さんの表情豊かな歌声や歌詞のユニークさにも気付けると思う。

二曲目は早くもダメ押しのようにPINK。いつも通り感情剥き出しで凄かったが、何となくこの日は余裕を持って歌っているように見えた。曲の後半でバンドメンバーがステージに登場し、ここからはバンド演奏でマジックミラー、8月リリースの新曲ピンクメトセラと続く。いざフェスで色々なバンドと聴き比べてみると、いかに今の大森さんのバンドには演奏の上手い人達が揃っているかが素人目にも分かる。

ミッドナイト清純異性交遊で観客が一気に前に押し寄せ、フェスらしい盛り上がりをしたところでMC。大森さんが「フジロック〜!音を出しに来たよ!」と呼び掛けると、最前列の観客が「待ってたよ!」と叫び、大森さんがそれに応えて「待ってたの?待ってた人〜?」と観客に手を挙げさせる。

そしてそのまま新宿を「ベック~レッチリシガーロス」と歌い出しをフジロック仕様に替えて歌い始める。曲の後半の畠山さんのギターと大森さんの絡みをTwitterでS◯Xみたいと書いている人がいたが、確かにそんな感じだった。

絶対彼女では最早定番となっているおっさんコール。この日は歓声にしてもこのコールにしても男性の声が目立っていた気がする。おっさんコールでは大森さんの「おっさん!」に対して「おっさん!」ではなく「イェーイ!」と応えている人が相当数いて、恐らく大森さんのライブを初めて見た人などだと思うが、お決まりとか関係なく自由に盛り上がっている雰囲気が何だか良かった。

少女3号は歌い始めた時に「おぉー!」と歓声が上がっていたので、もしかすると5月の森、道、市場のライブ映像を見て興味を持った人が結構いたのかもしれない。確かにこのライブ映像は最新の大森靖子バンドの良さが一番分かる動画だと思う。

youtu.be

ラスト前曲のTOKYO BLACK HOLEは自分が大森さんに本格的にハマるきっかけになった曲ということもあり、イントロが鳴った瞬間で既に感無量だった。いつかグリーンステージでこの曲を聴きたい…と思いながら聴いていたが、この辺りから曲に没頭し過ぎて記憶が曖昧になっている。

ラストの音楽を捨てよ、そして音楽へでは、大森さんがカメラマンの二宮ユーキさんに指示してマイクを観客に渡して叫ばせていたのと白い旗を掲げていたのは覚えている。

twitter.com

大森さんのフジロックでのライブを見て思ったのは、大森さんは今改めてライブをライブたらしめようとしているということである。ここ最近、特に海外のフェスなどはライブ映像を無料で配信することが増えていて、家にいながらにしてあらゆるフェスのあらゆるアーティストのパフォーマンスを見ることができる。ところが、それが当たり前になってしまったがために、今回フジロックで見た中には正直何組か「映像で見るのと変わらないな…」と思ってしまったアーティストもいた。アーティストにとっては以前より生で見ても(見てこそ)良いライブをすることが必要になっているのではと思う。その点大森さんは、魔法が使えないならという曲の「@YOUTUBEさんからあの娘の端っこ かじって知ったかぶりさ YEAH」という歌詞にあるように、ライブに重きを置いてライブを主戦場としてきた人である。そして今回のライブでも大森さんは命を倍速で燃やすかの如く激しく動き回りながら、時に笑い、時に号泣するように歌っていて、見ているこちらの感情を揺さぶりまくった。特に今回のライブは大森さん自身の感情のボルテージがいつも以上に高いように感じ、ライブ中はほぼずっと大森さんに目が釘付けになっていた。さらに今はそれに演奏巧者が揃ったバンドによるサウンドが加わって、幅広い音楽ファンにとって分かりやすく楽しめるライブになっていると思う。今こそ大森さんは映像ではなく生でライブを体験するべきアーティストである。そして今後も大森さんはどこまでライブを「生きてるって実感できちゃうような」レベルに昇華させていくのか、まずはこの夏のフェスと秋のワンマンツアーを通してどれだけの進化を見せるのか、楽しみにしたい。

ライブ終了後、関西から来た大森さんファンの方としばし談笑。そのファンの方はこの日の昼間に到着し、翌日の昼間には帰るということで、実質1日の滞在のために片道何時間もかけて遠征して来ていた。ところが、そのファンの方には恐らく一生の思い出になるであろう思わぬサプライズがあり、わざわざ遠くから来た甲斐があったようで良かったと思う。

また、これは後日談だが、大森さんがフジロックに出演した3日後にあった実験室というファンクラブイベントで、最後のチェキを撮る時間に「フジロック行きました!」と言ったら、当日大森さんから見て自分のいた方向を指差しながら「見たよ~あそこにいたでしょ」と返されて、あれだけのライブをしながらどこにそんな余裕があるんだろう…と末恐ろしくなった。

 

WILCO

前回は2011年のフジロックに出演していたが、その年は仕事のため行けていなかったので、ようやく見ることができた。ただ、直前に見た大森さんのライブの衝撃が大きすぎたためか、やや物足りなく感じてしまった(会場全体はとても盛り上がっていた)。

 

EGO-WRAPPIN’

中納良恵さんは大好きな女性歌手の一人。MCで「お酒が美味しいでしょ?」と言っていたが、夕暮れの時間帯に中納さんの歌声を聴きながら飲むお酒は本当に美味しかった。最後に急遽一曲追加で披露したアコースティックのサニーサイドメロディーはまさに珠玉の時間だった。

 

BECK

日本でそこまで知名度なさそうだしもしかして大スベりしちゃうのかな…と心配していたが杞憂だった。一曲目にデビルズヘアカット、三曲目にルーザーを持ってきて、グリーンステージの数万人の観客を大合唱させていた。見た目が昔のままで全く変わっていないことに驚いた。途中知らない曲が多かったが、ヘッドライナーらしい貫禄のステージだった。

 

以上で2日目は終了。数は少なかったものの、大森靖子さんを見たことでエネルギー消費量は1日目と変わらない気がした。

 

7月24日(日)3日目

最終日は5時台に起床し、温泉と朝食を済ませ、帰りの下準備をしてからフィールドオブヘブンへ移動。

 

fox capture plan

恥ずかしながらこのバンドを知ったのはつい最近で、きっかけはディズニーのコンピレーションアルバムでの大森靖子さんとのコラボレーションだった。

youtu.be

fox capture planと大森靖子さんのコラボ曲は3分過ぎ辺りから。調べてみるとジャズのインストゥルメンタルバンドで、ちょうどフジロックに出演するということでいい機会なので見ることにした。

そんなライブは期待以上に楽しく、ピアノ、ベース、ドラムというシンプルな編成から紡ぎ出される爽やかな音楽は、快晴の空の下でお酒を飲みながら体を揺らして聴くのにピッタリだった。盛り上げるところはきちんと盛り上げていて、文句の付けようがない良いライブだった。

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最終日のこの日も日差しがかなり強く、ステージから離れた日陰で遠目にdCprGはちみつぱいを見た後、ホワイトステージへ移動。

 

ROBERT GLASPER EXPERIMENT

2014年のサマソニに見たときはあまりピンと来なかったが、今回はとても格好良いと思った。原形がほとんど残っていないくらいアレンジされたレディオヘッドのEverything In Its Right PlaceやニルヴァーナSmells Like Teen Spiritのカバーも演っていた。今年はトータルだとホワイトステージが一番数多く良いライブを見た印象がある。

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BABYMETAL

前回2014年のサマソニで見た以降すっかり世界的なアーティストに上り詰めてしまった感じだったので、ホワイトステージは役不足ではと思ったが、案の定早々に入場規制となったようだった。ウォールオブデスやサークルモッシュも起きるほど盛り上がっていて、とても楽しかった。

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RED HOT CHILI PEPPERS

グリーンステージがパンパンに埋まる中での大トリ。周りは皆ヤバイを連呼してとても盛り上がっていたが、個人的には今一つだった。後々Twitterで音響があまり良くなかったという意見を見かけたので、それが原因だったのかもしれない。また機会があればリベンジしたいと思う。

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VIDEOTAPEMUSIC×cero

レッドマーキーに移動して今回のフジロックの締めとして見たこのライブが予想を遥かに上回る素晴らしさだった。特にceroのYellow MagusとSummer Soulはこれまでの疲れを忘れて飛び跳ねてしまうくらい楽しかった。フジロックはいつも最後の最後にこういう奇跡的な瞬間があったりするので、また来ようと思える。

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最後はBOREDOMSのEYヨさんのアヴァンギャルドなノイズのDJを聴いて、今年のフジロックは終了。

 

大森さんのライブでギターを弾いていた小森さんが「近年まれにみる快晴だけど、近年まれにみる夜寒い」とツイートしていたが、今年のフジロックの天候はまさにこのとおりだった。僕が参加した中では過去1回だけ一度も雨が降らなかったことがあったが、それだけ3日間まとまった雨が降らなかったのは珍しい。

 

フジロックには今回触れなかったご飯や自然など、他にも楽しみは言い尽くせないほどある。今年見たのは大・中規模のステージだけで、一度もライブを見なかった小規模なステージが他にいくつもあるし、100人いれば100通りの楽しみ方ができるのがフジロックだと思う。ただ、甘い想定で行くと痛い目を見ることもあるので、興味がある方は経験者にアドバイスをもらうか、経験者と一緒に行くことをおすすめする。